忠犬ハツ恋
午後の授業、何時の間にか隣の席に檜山君が座っていて……。

「あの……、私の隣、原君のはずなんだけど…。」

「原が視力が落ちて黒板が見え辛いって言うから席、変わってやったんだよ。
何か文句ある?」

「いえ……。」

前の席の茜ちゃんに助けを求めると
茜ちゃんは授業中にも関わらず寝たふりをして助けてはくれなかった。
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