♡恋色AfterScool♡
好きなんて…

麗華side



「やっばぁーーーいっっっっっ」

時計を見て目が覚めた。



ちょうど08時20分くらいをさす頃だ。



「…時間ないよおぉぉ!!」



私は朝食も食べずに、制服を着て髪だけ

を整え、走って学校へと向かった。



白石麗華、16歳。



この春から高校2年生になった。



しーかーも…クラス替えで1年の時から

ずっと好きだった祐哉くん…斎川祐哉く

んと同じクラスになった。

学校が大っ嫌いな私だけど、祐哉くんと

一緒になってからは毎日が天国のよう。

絶対に遅刻なんてなかった。



だけど今日は…



「っ…あっあと2分でチャイム鳴る!」



急いで校門をくぐった。

と、同時にチャイムが鳴った。


…あーあ、最悪。


祐哉くんに変な目で見られちゃうよぉ…

先生怒ってるだろうな…

いろんな不安が頭をよぎる。



「すみませんでしたぁっっっ…!」



慌てて教室に入る私。


静まり返った教室。


何か恥ずかしくなってきた。

絶対、顔真っ赤だよぉー…



「白石!!遅いぞ!」



先生の怒鳴り声が聞こえてくる。

もう恥ずかしくって何にも言えない。

とりあえず反省しておこう。



「す、すみませんでした…」



「次から絶対に気をつけろよ!!」



「はい…」




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