ちっちゃいときから恋してる
車輪を見ると、穴が開いてタイヤがパンクしていた。


……あ……


「…おい、なにしてくれてんの?」




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「要っ!ごめんね!…怒ってる?」


学校に着くと、もう遅刻していた。


「いや?昔っからこうだし…怒るも何もねえよ。」


そういう要の眉間には、シワがくっきり作られている。


うぉぉおお!やばい!
これは丁重にお詫びしなくては!


「…あの、要さん?
ごめんなさいいいぃぃぃ!」

私の声は、学校中に響いた。


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