り☆birth彼女♪
第120話
マコトさんは路地裏の一角の木の箱に座る
「私も…そう……なんだ…」.
さっきまでのキャピキャピした感じとは打って変わる
とてもさみしげな顔
「私さ、カレシいたんだよね…チョー好きでさ…」
「う…うん…」
まぁ1人や2人いそうだもんな…この人…
申し訳ないけど、男遊び激しそうだし…
「でもさぁ………二股だったの…カレシ…」
「ふ、二股…」
どちらかといえば、マコトさんが二股しそうな雰囲気なんだけど…
「で、浮気がバレたらソッコーさよなら…」
二股…
まさか…それで…
「私はさ、結局2番目で、身体だけの関係だったんだよね…」
瞳がジワリと滲む
「すごい好きでさ…色んな思い出あったのね?…それなのにさ…」
涙声で話すマコトさん
「マジで好きだったのに…結婚だって考えてたのに…グス…ふぇ…」
い、今にも泣き出しそうだ!
つか、既に泣いてる…
「あ…な、泣かないで…?」
僕はハンカチを取り出し、涙を拭ってあげる
「あ…ありがと…君、優しいね…」
「あ…うん…」
「えへへ…♪君みたいな男の子、中々いないよ?」
「そ、そうかな…」
「あ、さっきの続きなんだけど、それで首吊りしちゃったんだよねー私♪アハハハハハハハハハ!」
「い、いや…それは爆笑するトコじゃないと…」
死に方を言われても…
「マジで苦しーつの!!マジで死ぬかと思ったわ!」
「い、いや…死ぬかとって死ぬつもりで首を吊ったんじゃ…」
「あ、そこちゃんとツッコミ入れてくれんの?センス良いね君!」
なんだろ…マコ姉ぇくらいの年だろうけど…明らかにイマドキって感じ…
どうする…一応は信用出来そうだけど…
「君、カノジョいんの?あ、いたのってのが正解かなぁ?半分死んでっし」
まぁ…ウソはついても仕方ないし…
「まぁ…います…」
すると
「はぁ!?なんでそれで自殺とかしてんの?別に私みたいに浮気されたワケじゃないっしょ!?」
「あ…ま、まぁ…」
別に自殺した訳じゃないんだけど…
「マジでカノジョがカワイソーじゃん!」
「あ…いや…なんと言ったら良いか…」
「多分、私と一緒で肉体は死に切れずに生死を彷徨ってるんだよ!?」
「ま、まぁ…そうなりますね…」
「絶対!絶対生き返ったほーが良いって!」
マコトさんがいきなり僕の手を握ってくる!
「あ…いや…まぁ…はい…」
「でも、私が通報したら私まで戻されちゃうからなぁ…」
「そ、そうですね…ま、マコトさんは戻る気無いんですか?」
「うん、これっぽっちも」
随分とアッサリしてるな…
「でも…お母さんやお父さんが心配してるんじゃ…」
「あー親?してないしてない!ぜってーしてねーっての!」
「な…なんだまた…」
「ウチの親、出来の良いねーちゃんにはほめたりしてるけど、出来の悪い私は可愛くないのよね…だから」
…あまり…愛されてないのかな?
「どーせ厄介者なんだから、死んだって大して泣きもしないっての」
……
なんだか…色々抱えてるんだな…
マコトさん…
これっきりっというのはあまりに薄情だな…
何か…力になれたら…
「私も…そう……なんだ…」.
さっきまでのキャピキャピした感じとは打って変わる
とてもさみしげな顔
「私さ、カレシいたんだよね…チョー好きでさ…」
「う…うん…」
まぁ1人や2人いそうだもんな…この人…
申し訳ないけど、男遊び激しそうだし…
「でもさぁ………二股だったの…カレシ…」
「ふ、二股…」
どちらかといえば、マコトさんが二股しそうな雰囲気なんだけど…
「で、浮気がバレたらソッコーさよなら…」
二股…
まさか…それで…
「私はさ、結局2番目で、身体だけの関係だったんだよね…」
瞳がジワリと滲む
「すごい好きでさ…色んな思い出あったのね?…それなのにさ…」
涙声で話すマコトさん
「マジで好きだったのに…結婚だって考えてたのに…グス…ふぇ…」
い、今にも泣き出しそうだ!
つか、既に泣いてる…
「あ…な、泣かないで…?」
僕はハンカチを取り出し、涙を拭ってあげる
「あ…ありがと…君、優しいね…」
「あ…うん…」
「えへへ…♪君みたいな男の子、中々いないよ?」
「そ、そうかな…」
「あ、さっきの続きなんだけど、それで首吊りしちゃったんだよねー私♪アハハハハハハハハハ!」
「い、いや…それは爆笑するトコじゃないと…」
死に方を言われても…
「マジで苦しーつの!!マジで死ぬかと思ったわ!」
「い、いや…死ぬかとって死ぬつもりで首を吊ったんじゃ…」
「あ、そこちゃんとツッコミ入れてくれんの?センス良いね君!」
なんだろ…マコ姉ぇくらいの年だろうけど…明らかにイマドキって感じ…
どうする…一応は信用出来そうだけど…
「君、カノジョいんの?あ、いたのってのが正解かなぁ?半分死んでっし」
まぁ…ウソはついても仕方ないし…
「まぁ…います…」
すると
「はぁ!?なんでそれで自殺とかしてんの?別に私みたいに浮気されたワケじゃないっしょ!?」
「あ…ま、まぁ…」
別に自殺した訳じゃないんだけど…
「マジでカノジョがカワイソーじゃん!」
「あ…いや…なんと言ったら良いか…」
「多分、私と一緒で肉体は死に切れずに生死を彷徨ってるんだよ!?」
「ま、まぁ…そうなりますね…」
「絶対!絶対生き返ったほーが良いって!」
マコトさんがいきなり僕の手を握ってくる!
「あ…いや…まぁ…はい…」
「でも、私が通報したら私まで戻されちゃうからなぁ…」
「そ、そうですね…ま、マコトさんは戻る気無いんですか?」
「うん、これっぽっちも」
随分とアッサリしてるな…
「でも…お母さんやお父さんが心配してるんじゃ…」
「あー親?してないしてない!ぜってーしてねーっての!」
「な…なんだまた…」
「ウチの親、出来の良いねーちゃんにはほめたりしてるけど、出来の悪い私は可愛くないのよね…だから」
…あまり…愛されてないのかな?
「どーせ厄介者なんだから、死んだって大して泣きもしないっての」
……
なんだか…色々抱えてるんだな…
マコトさん…
これっきりっというのはあまりに薄情だな…
何か…力になれたら…