朝鮮王朝時代の用語解説集

承政院・義禁府・捕盗庁・漢城府

◇承政院（スンジョンウォン）
朝鮮王朝時代、王命の伝達や報告等を行った官庁。秘書室みたいなものです。


～主な官職～
承旨（スンジ）→王命の伝達や報告等を行った官職。承政院に属している都承旨（トスンジ）、左承旨（チャスンジ）、右承旨（ウスンジ）、左副承旨（チャブスンジ）、右副承旨（ウブスンジ）、同副承旨（トンブスンジ）の６つの官職の総称。



・正三品　
都承旨（トスンジ）→承政院の最高責任者。承旨の中でもトップ。吏曹への連絡も担当。

左承旨（チャスンジ）→戸曹への連絡係等を担当。

右承旨（ウスンジ）→礼曹への連絡係等を担当。

左副承旨（チャブスンジ）→兵曹への連絡係等を担当。

右副承旨（ウブスンジ）→刑曹への連絡係等を担当。

同副承旨（トンブスンジ）→工曹への連絡係等を担当。


トンイではシン・グクさんが都承旨役でした。チャングムの誓いで、ミン・ジョンホが同副承旨の位に就いていました。



◇義禁府（ウィグムブ）
朝鮮王朝時代、王命を受けて重罪人等を取り締まった官庁。

～主な官職～
従一品　判事（パンサ）
正二品　知事（チサ）
従二品　同知事（トンチサ）
従五品　都事（トサ）


トンイに出てくるチャ・チョンス、太陽を抱く月に出てくるホン・ギュテは都事の位に就いていました。