死神と吸血鬼を好むようになった人間の過程
結局、碌な収穫を得られぬまま、説明時間は幕を閉じた。


自分の教室に入り、頭を抱える私。

正直な所、最も好印象だったのは書道だったのである。


それに、書道部の女子生徒が書道講座を選ぶことは確実である。


第一希望欄に『書道』と書いた私は、後日、希望が叶ってしまったのであった。


――悪夢は、それから始まる。
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