死神と吸血鬼を好むようになった人間の過程
仕方なく、近所の内科へ。


健康体が数少ない取り柄だった私は、病院へ行った経験が少なく、且つ、病院嫌いだった。


渋々向かった病院で、お医者様から私は、恐るべきことを言われる。

――一般的には然程、恐ろしくないことだが、この当時の私にとっては恐怖しか感じられなかった。
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