死神と吸血鬼を好むようになった人間の過程
さて、母は幼少時代に書道を習っていたらしく、頼みの綱としたのだ。


母曰く、『簡単な字より、画数の多い字を書いた方が下手さが目立たなくて済む』とのこと。


それに、好きな言葉。

『夢』や、『努力』といったありがちなものは嫌だ、と天邪鬼な私は思っていた。
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