四つ葉のクローバーが幸せを表すように
予鈴が鳴り、渋々自分の教室に引き上げて行った。

午後の授業が始まった。放課後まであと二時間。

彼女は手紙を読んでくれただろうか?

疑問に思うと同時に、彼女の方へ視線を送る。

普段と変わらない様子で授業を受ける彼女に不安を感じたが、今の俺には信じて待つことしかできない。
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