足跡の、その先に。



そして、幸樹は、今までにない最高の笑顔を見せた。










「夏生、幸せになれ」









ありがとう、そして、ばいばい。


あたしは、もう自分の気持ちから逃げないよ。


幸樹のためにも、自分のためにも。


明日が、最期のチャンス―――――。



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