足跡の、その先に。



ずっと俺が一緒にいてやる。


ずっと守ってるから。


「日奈多ー?どうしたの?」


「あ、いやなんでもない」


「あ、もしかしてジェットコースター怖いとか?」


「そんなんじゃねーよ、バーカ!」


「わ、バカってひど!」


俺らは今、遊園地にいる。


まぁ、二人だからデート。


「夏生、あれ行こうぜ」


俺がお化け屋敷を指さすと、明らかに夏生の表情が曇る。


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