貴方に魅せられて2
「だって!見て!ほら!
キラキラ!キラキラ!!」


私はうっとりしながら
自分の左薬指に光る指輪を
ずっと眺めている。


「指輪ひとつでそんなに
興奮すんなよ。」


翔平さんは苦笑いする。


「だってー!
ただの指輪じゃないもん。
婚約指輪だもん!」


「悪かったな。
クリスマスに間に合わなくて…」


片手を私の頭にのせて
優しく撫でる。
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