貴方に魅せられて2
自分の大好物だった
オムライスの作り方を
お母さんに聞かなかった私。
というか
聞いても作れなかった私。

母が生きている間
私は母に甘えて何もしていなかった。
たまに一緒に
キッチンに立ったことはあったけど
誰かにご飯を作れるような
腕は全く無い。

それを今でも後悔している。
もっと母を手伝っていれば
よかったと…

森山邸にいた頃だって
毎日シェフが美味しいご飯を
用意してくれていた。

料理なんて無縁の生活だった。
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