貴方に魅せられて2
「兄貴に関係ないだろ。」


冷たく言い放ち、私の体を
お兄様から離す。


この2人仲が悪いのかな…
そういえば翔平さんの口から
お兄様の話が出たことってないかも…
存在すら忘れてたし…


「さてと…挨拶に行くか。
陽翔は私たちと乗れ。
翔平は麻衣ちゃんと
宮城の車で来なさい。」

叔父様が立ち上がると
由香里さんはコートを持って来て
叔父様に羽織らせた。


翔平さんに肩を抱かれて家を出る。
なんとなく
後ろを歩く陽翔さんの視線を感じた…
< 143 / 247 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop