付き合っちゃう⁇
そんな笑いも突如鳴ったインターフォンにより遮られた。
「誰だよこんな時間に」
「宅配便?」
「10時だぞ?おかしいだろ」
ソファーから重たい腰を上げて出ようとした瞬間、
足元のラグに座っていたこいつが立ち上がった。
「わかった!」
「あ?」
「女かもしれないから私が出る」
「ちょっ、待てっ」
慌てて立ち上がり追いかけるが遅かった。
俺が追いついた瞬間、こちらを睨みながら追い払うしかないわねと言い扉を開けてしまった。
「どちら様〜?」
「あれっ、もしかしてお取り込み中でした?」
扉の向こうに立っていたのは酒とつまみをぶら下げた高木だった。
「いや、ただの家飲みだ」
「じゃあ俺も入れて貰おうかな〜お邪魔しまーす」