私が好きなのはキミだけだから。
ついに食事会の日が来ちゃったよ……
目の前には、高そうなレストランがある
ママは新しいワンピースを着ていて、すごく綺麗……
レストランに入ると、奥の個室に案内された
扉を開けると、そこにはママより少し年上くらいの男の人と、高校生くらいの男の子がいた
「こんばんは、めいちゃん。沙織さんとお付き合いさせてもらっている藤堂 圭吾
(トウドウ ケイゴ)です」
「こ、こんばんは」
圭吾さんの第一印象は笑顔が優しくてかっこいい男の人だった
「こっちが息子の大翔です」
「藤堂 大翔です。よろしく」
大翔さん……
私はこのときから恋に落ちていたのかもしれない
綺麗で整った顔、スラリとした高身長にバツグンのスタイル
それに加えて、圭吾さんに似た優しい笑顔
「上原めいです。よろしくお願いします」
これが、私と大翔の初めての出会いだった