私が好きなのはキミだけだから。

side 恭平


side 恭平



"俺、上原さんのことが好きなんだ"



そう言おうとした瞬間に打ち上がった花火


タイミング悪すぎだろ………



でも、さすがに"俺、上原さんのことす"まで言ったら分かってくれるかな、なんて思ってたけど、上原さんは俺の言葉の続きを考えることなく夜空に打ち上がる花火に見惚れている



まあ、そんなとこも可愛くて好きなんだけど………



告白は花火の後でもいいか、と気持ちを切り替えて俺も花火を見上げた




「うわぁ……すっごく綺麗だった……ね」



まだ花火の余韻に浸っていて興奮状態の上原さんの言葉にも「う、うん。そうだね」と曖昧な返事しかできない自分のヘタレさに呆れる



告白するからって緊張しすぎだろ


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