私が好きなのはキミだけだから。



「ちょっと……こないでよ!」


じりじりと近づいてくるあいつ。


それに合わせて後ろへ下がる私。



どんっ



背中に冷たいものが当たった。



……壁だ。


それでもなお近づいてくる。


もーなんなのよ!


ついには、私の顔の横に手をついた。

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