私が好きなのはキミだけだから。


「なっ……!」



とてつもなく甘い声で囁かれた名前に胸がどきんっとする。



「ほら、呼んでみろよ。」


「い、いやだ。」



いきなり呼び捨てなんて恥ずかしすぎる!



「ほら、早くしねーと……キスするぞ?」





え……今こいつ、何て?



キスー!?



いや、ほんとにありえないから!


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