私が好きなのはキミだけだから。
それから帰りのHRになった
つまり、修学旅行の班を決めるんだけど……
ずばり、女の子の目が怖いです←
理由は一つ、
みんな棗と同じ班になりたいから。
先生がまだ前で話してるのに、メイクを直したり鏡でチェックしたりしてる
当の本人はというと、
気持ち良さそーに寝ていますよ、はい
さすがにこれはちょっと……ねぇ?
一生懸命頑張ってる女の子たちにも申し訳ないし
「ちょっと棗、起きなくていいの?」
と小声で声をかけると、
「んっ……」
と言って、寝たまま窓の方を向いていた顔をこちら側に向けた。