私が好きなのはキミだけだから。
ほんとにこういうときどうすればいいのかわかんないよ……
私が困っていると、ふいに後ろから抱きしめられた
このほんのり甘くて落ち着く香り……
棗?
「ごめんね、めいは俺と約束してるから」
そう言って、棗は私のほっぺにキスをした
「キャーーー!!」
周りの女の子からは悲鳴が上がった
みんな見てるのになんてことするのよ!
私の顔は自分でもわかるほど赤くなってしまった
その光景を見た入江くんは、
「ご、ごめんね!」
といいながら去ってしまった
棗の周りの女の子たちも、がっかりした表情になり、棗の周りからいなくなった