恐怖の友達
序章 最初の犠牲者

「ふぁー暇だな……他のモバ友達も寝ちゃったし……」


彼女の名前は葛城林檎16歳の高校生だ。成績は上の下。容姿は可愛いらしいと言えるだろう。部屋にも可愛い小物が沢山ある。


「あ! 足跡発見!! 私と同じで、眠れない人がいたんだー!!」

彼女は携帯の無料ゲームが出来るサイトにハマっている。


「ありがとうございました。今日は何故だか眠れませんよね! っとさてと……クリエーターの観覧数を見て来ようかな……増えているかな?」


彼女が寝るのは12時。この年代では早寝と言えるかも知れない。


「あ、さっき足跡残してくれた人が小説見てくれたんだ~! 嬉しいて、つい声を出してしまったわ。私ってバカみたいだなぁ」


バカではないが、一人事はよした方がいいだろう。


「あ……返事が来てる! また独り言を言ってしまったし」


【良かったら、友達になってくれませんか?】


変なメールに困惑するも、人付き合いが好きな彼女は嬉しそうだ。

「いきなり友達希望か……さすがに、警戒しちゃうなぁでも、小説を読んでくれたしなぁこの人の友達リストを見てから判断しよう。」


この決断が彼女の人生を狂わせた。
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