誠へのミチ


弥生「何も言えないんです。言ってしまいたいです。でもそれを選ぶとあるはずの未来がなくなってしまう。ないはずの未来が生まれてしまう…だから…」




ーーーぎゅう





弥生「お、お、沖田…さ、ん?」




抱きしめられる腕に安心感を覚える
それと同時に涙が溢れそうになる




沖田「いいです。言わなくて…ただ弥生さんの泣き出せる場所がある事を覚えててください」




無言で抱きしめ合うこの温度に
私はただ覚悟をする。



何があってもこの人たちを


< 213 / 300 >

この作品をシェア

pagetop