白の王子と黒の女王
どっちにしろ、俺は動く準備をしないといけない。

やっぱりストレートにたいまん申し込むか。



じゃないと汚い手を使ってしまいそうで、昔の自分を思い出す。
外道中の外道だった。

喧嘩のやり方さえ知らずに、勝つためにはなんでもした。

凶器は使わなかったけど、、、さすがに。


いつにする?


「1週間後なんてどうや?
どっちにしろ、梅雨に入るまでつながなあかんのや。

最高の計画をたてたらええんやない?」


「咲良、、、」

こいつは危険だ。俺の本能が叫んでいる。

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