極上笑顔の上司

中に入るべきかしら?

どうしようかと、お店の前で一瞬
立ち止まって考えていたら、

すっと扉が開いた。


「いらっしゃいませ。
 えぇっと、綾菜ちゃん??」


「は。。はいっ。」


「あら、美人さんねぇ。
 どうぞ。」


「はぁ。おねぇさんの方が・・・」

すっごい、美人。
というか、色気のオーラが半端ない・・・。

私が見ても
ドキドキしちゃうくらい
美人~~。

おねぇさんはくすくす笑って、
私を中に招き入れた。

中は、シンプルな作りで中央にある
観葉植物がやけに印象的。


「あの・・・」

「なぁに?綾菜ちゃん。」

「これって、海人部長の指示・・でしょうか??」


美人のおねぇさんはまた、上品に笑って

「やだ、指示だなんて、
 仕事の延長みたいじゃない??」


< 105 / 148 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop