極上笑顔の上司

家の扉の前まで
きっちり送ってくれる。


「今日は、ありがとう。綾菜。」

「・・・え。えぇ。
 あの、その。」

「ん?何?」



いうなら、
今しかない。

これ以上 あなたに
ドキドキする前に・・・



「あの、海人部長・・・。
 私・・」

「ん?」

首を傾げて
私を見つめる姿に 心がまたときめく。


でも・・

「私、海人部長とはお付き合い、できません。」

「え?」

眉間にぎゅっとしわを寄せた
部長。



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