極上笑顔の上司
正直、海人部長は尊敬してるし
単純に好きだと思う。
でも、それが恋愛感情かと聞かれたら困る。
確かに
顔はいいし、仕事もできるし。
あのふわりとした 雰囲気も素敵だなーーー・・・
って!
なに考えてるんだ私は。
あわててオムライスをほおばる。
「ふふふ。
ちゃぁーんと、海人部長にも
綾菜さんの素敵なところを売り込みますので★」
「利理ちゃん・・・
部長、彼女いるんじゃなかった?
あんなに 優しいんだから・・・」
「うーん。決まった人はいないみたいですよぉ。
っていうか、結婚してないんだったら
奪っちゃえばいいじゃないですかぁ。」
かわいい顔して利理ちゃんは、
肉食女子なんだよなぁ。
思わず、苦笑した。
「そんな、体力ないよ。」
「大丈夫ですよぉ。
私のこういうカンってあたるんですからぁ!」
ふふっと利理ちゃんが
かわいく首をかしげた。