【続】俺を嫌いになればいい。





パジャマからワンピースに着替えた後、家を飛び出して慶翔高校にやってきた。



18時を回った頃、淀んでいた空は水を落とす。



傘を持つ手の感覚がなくなり、滑り落ちるそれを拾う力も出ず、わたしは雨に濡れた。





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