マンガみたいな事が起きました。*続*
「さーてと、誓いのキスしますか?」
「………はい…」
思えばあの日あたしはファーストキスを奪われたんだ。
誕生日なのに奪うなんて……。
でも、
「目、瞑って」
「はい……」
今のあたしは後悔してないよ。
渉からのキスを望んでる。
軽く触れた唇は更に距離を縮めて
あたしを虜にしていく。
いつまでもドキドキが消えない。
全く慣れない。
あたしの王子様はこの人だけ。