空の彼方



ボールを私たちのゴールの近くで競り合っているうちに残りはもう10秒。



相手側の選手がそれを見てコートから出そうとしたのを



中田先輩が阻止してパスをすることはできなかったけど片手でカットしてそのボールはコートの中に転がった。



中田先輩はその反動でコートから出てしまったけど



「決めろー!」



と声を掛けていた。



そして望月くんはそのボールを拾うとスリーポイントラインの位置よりも少し後ろから踏み込んで



ゴールに狙いを定める間もなくシュートを放った。



そのボールをスタメンのみんな、明稜高校の選手、ベンチ、観客席、



この試合を観ていたすべての人がそのシュートの行方を見ていた。







< 224 / 235 >

この作品をシェア

pagetop