サマー・ハプニング



「何時まで?」

「5時までだけど、片付けもあるからもう少しかかる」

「そんぐらいに向かえに行く。で、そのまま俺んち来いよ。親いねぇーし」

「さらりとそういうこと言わないで!」

「一緒にいたくねぇの?ただでさえ、会える時間少ねーし」

「ばかっ!」



「よしよし」と隼人は笑顔で頭を撫でる。

私は素直になれないから、こんなんだけど
隼人はちゃんと言葉の意味を理解してくれる。


私の自慢の彼氏。



「隼人」

「ん?」

「好き………。じゃあ、後でね」



隼人を置いて、浜辺をめいいっぱい走っていったのだった。



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