あゆみ
第1章 光

冷めた心


「ねぇねぇ!君
かわいいね。今から俺ら
と遊ぼうよ〜」

渋谷のセンター街

人がいっぱいの街中で

いかにもチャラい

男2人に声をかけられた。

私は2人の誘いを
受け入れた。

気安く肩に触れ

連れていかれた所は

ラブホテル。

どうでも良い。

好きに遊ばれようが

私にはなんとも思わな
かった。

感情をもてないから…。


ホテルの部屋に入り

シャワーを浴びて

男達に体を預けた。

「やべぇ。この女
マジ良いよ…」

部屋にわ寂しい声
だけが淡く響いていた…。


終わるとメルアドを
交換して部屋を出た。


2人と別れて
渋谷の街から離れた。


原田 あゆみ

17歳。高校には
行っていなくて
働いてもいない。

世間では笑い者に
されているニート
とゆわれるもの。

私は人が嫌いだ。

生きていれば

人と関わらないといけない。

関わると裏切られる。

最初から愛をもたなけれ
ばいい。

それが私の考え。

人に愛想をもたない

人に興味がない

人と喋りたくない


そんなふうに私を変えた
原因は、

こんな過去…。


< 1 / 10 >

この作品をシェア

pagetop