引き立て役よさようなら(番外編追加)
何とか全ての料理を作り終えた。
ハンバーグは焼くだけ。サラダも作り終え、冬瓜のスープも温めなおせば
出来上がり。

優花はリビングのソファーにゆっくりと座った。
そして無造作に置いてある達央のギターに触れる・・・
「本当に私ってバカ・・・達央さんになんて言おう・・・」
考えただけで憂鬱になる。

それからどのくらい経ったのだろ。
達央が帰って来た。
時計を見ると予定よりも少し早い様だ。

「・・・おかえりなさい」
顔に出さない様笑顔を作る。
「ただいま・・・いいね・・こういうの」
優花は暗い顔を悟られない様、慌ててキッチンに行き
ハンバーグを焼く準備を始めた。
「ちょっと待っててくださいね。すぐできるので」
冷蔵庫からハンバーグを取り出し準備を進めるが
達央からの返事がない。
少し心配になり振り向くとすぐ後ろで達央が立っていた。
「達央さん・・・」
達央はキッチンの入り口で腕組をして優花を見ると溜息をつく
「・・・何があった?」
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