引き立て役よさようなら(番外編追加)
「達・・・いくら優花ちゃんがいい子でも3週間は怒るよ。
きっと気い使いしーの優花ちゃんだから、達の仕事の邪魔になっちゃいけない
と思って敢えて自分から連絡をしなかったんだと思うけどさ~
悪い事は言わない。すぐに電話してやれ!」

達央は尚也に、優花と最後に会った日に、時間を作る約束をした事を
話をした。
すると尚也は会議室を出ると何処へ行ってしまった。
達央はスマホを取り出し優花の名前を探した。
・・・・怒ってるかな・・・一気に不安へと変わった。
勇気を出して謝ろう
そう思って電話をかけようとしたら
扉がバンと開いた。
尚也が紙を持って走って来た。
「おい!達待て!電話ストーップ!」
尚也の叫びに似た声に手が止まる。
「何だよ、大きな声で」
するとテーブルに紙を置いた。
「いいか!ここからここは今空白だ。だから今マネージャーに
休ませろ!って言ってきた。
取材も一切入れない様言っといた。
だから休め!いいか!俺が思うに優花ちゃんは怒ってる。
だからこの3連休を優花ちゃんのために使え!わかった?」
「尚也・・・」
「何だよ」
「お前・・・俺の母さんみたいだよ」
「は?勘弁してよ。」
でも尚也の顔は少しうれしそうだった。
そして尚也は他の2人に3連休ゲーット!と何やら楽しそうに会話をしていた。

俺は会議室を出ると
はやる気持ちで優花のアドレスをタップした。
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