引き立て役よさようなら(番外編追加)
複雑な思いでいると
それに対する書き込み数に優花は目を見開いた。
そこには
達央の恋愛報道にショックを受けているファンの書き込みがほとんどだった。
ショックだったとか、あの日ライブ見に行ったけどまさかその後恋人といたなんて・・・
きっとライブ会場にいたはず。
どんな人か気になる。
あの意味深発言はやっぱり彼女のためだったんだ・・・

期待はしていないが恋人が出来た事へのおめでとう的なコメントは
ほんの僅かだった。

朝のワイドショーの時間帯にも関わらずたくさんの書きこみを見て
一気にテンションが下がる。
これから時間がたつにつれてきっと書き込みは増えるだろう。
だがそれよりも果絵の事が心配だった。

メールしようかな・・・
そう思った時だった。
寝室から達央が大きな欠伸をしながらやって来た。
「優花・・・早いな~~せっかくの休みなんだから
もっとゆっくり寝とけばいいのに・・・」
いつもと変わらない達央に少しだけ気持ちが安らいだ。

「なんだか癖で起きちゃうの。朝ご飯の支度できたから
 食べない?」
テーブルの上には漬物やのり、焼鮭が並べられていた。
達央は食べたいというとイスに座りテレビのリモコンを押した。
テレビでは人気のグルメスポットをかわいいレポーターが紹介していた。
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