引き立て役よさようなら(番外編追加)
全然面白くない優花は
私は面白くないと言い返したが
達央にはあまり通用しなかった。
「またメールするよ。おやすみ・・優花」
「おやすみなさい」
スマホを置くと優花は深い溜息と共にソファーにどかっと座った。
一体今の電話は何だったの?
優花が達央の正体を知らなかった事が気にいったとか言いだすし
顔を見てないから何を言われても胡散臭く感じたと思えば
いきなりスタジオ見学に来いだの言い出し
全く芸能人の考えている事はわからない。
しかも、すでに振り回されているようにも感じる。
なんだか合コンに参加してるくらい疲れる。
・・・・でも、
達央とは出会って間もないが、なぜか本音で会話出来ている様にも
感じた。
だが、優花は、達央が芸能人だから言葉を引き出すのが旨いのだと
勝手に解釈して納得するのだった
そして再び立ち上がるとバスルームへと向かった。
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