引き立て役よさようなら(番外編追加)
カウンターとテーブル席が2つといった小さな店だ。
20人くらいで満席になると言った感じだ。
達央の話ではいつもはカウンター席がすぐに埋まるほど
地元の人に人気があるらしいが、今日は開店してまだ
時間が経ってないためお客は達央達を含め3人だった。
「あら~~いらっしゃい。お久しぶりねどうぞどうぞ」
着物の似合う50代くらいの女性が笑顔で出迎えてくれた。
その女性は優花を見るなり
「あら~~大野君が女性を連れてくるなんて初めてじゃない?
 彼女?」
「そう俺の彼女」
とてもうれしそうに答えたがー
「あっれ?彼女って・・・・優花ちゃんだったっけ?」
聞き覚えのある声に優花は声のする方をみて絶句した。
達央も同じ反応だった。
「お前・・・」
「・・・桜沢さん?」
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