引き立て役よさようなら(番外編追加)
ベッドにゆっくりと横になる。
お風呂でのぼせそうになったせいか
まだ身体が少し熱い。
達央が冷たいタオルを差し出す。
それを受け取ると頬にタオルを当てる

「あー。気持ちいい」
しばらくタオルを当てたまま横になっていたが落ち着いたのがわかると
そのタオルを達央に取り上げられた。
「俺がもっと気持ちよくしてあげる」

達央は優花に覆いかぶさると耳を甘噛みする。
達央の息が耳をくすぐるから顔を動かす。
だが達央の唇が耳から離れたかと思うと
「もっと力を抜いて・・・」
わざと息を吹きかけながら囁き、今度は耳を舐め始めた。

くすぐったいのか気持ちがいいのかわからない感覚に陥る。
「ふぁ・・・あ・・あ・・・」
優花の潤んだ目が必死に達央を捕らえようとする。
目があった達央がどうしたの?と囁くと
優花の手が伸びてくる。
達央は微笑むとそっと優花の唇に自分の唇を重ねた。
優花の伸びた手を達央がしっかりと掴むと
指を絡ませた。
そして重なった唇の動きが徐々に激しくなる。
リップ音を立てながら啄ばむようなキスから
優花の下唇をくわえたり舐めたり・・・・
そして
二人の口がお互いの舌を求め絡み合う。
「どんだけエロい目をしてるの?俺を煽ってない?」
だけど優花の返事はなかった。
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