天と地
「ハァー」

朝から憂鬱な気分だなぁー。

「川内いる?」

誰か呼んでるけど行きたくないなぁー。

「キャー!!あれ雛木さまじゃない♥」

へ?雛木君?

説明し忘れてたけど、雛木君の本名は、
雛木奏大(ひなきそうた)
顔良し、頭良し、性格良しの三拍子揃った学園の王子様なんだよ〜

だから女の子達が騒ぐのも無理もないヨネー

ってか私ひなき君によばれてたんだ!

ダッシュで雛木君の元へ

「そんなに急がなくってもいいのに、クスッ。」

笑った顔がカッコイイから許そう。

「なぁに?雛木君」
「ケー番聞いてないよね?アドも。
教えてくんない?彼女のケー番とアド知らないとか有り得ないし。」

早口で言ってる雛木君...

「顔真っ赤っか。」

そう指摘するとさらにあかくなる

ドキッ

心臓が飛び跳ねて、ドキドキする。
甘く切ない痛みが私を締め付ける。

あ〜私雛木君に恋してる。
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