黒猫は闇夜を生きる
「なんでだよ!俺知りたいだけじゃん!」



『場所考えろよ』



「あっ」



そう、ここは学校。誰が聞き耳立てているか分からないので、出来るだけβSの事は極力避けたいのである。



「アホなんだろうな…」



「うっせー!」



『二人とも落ち着きなよ。優斗がバカなのは周知の事実だし』



「蘭ってマジ痛いところ正確に突くよな」



そして、優斗の周りにドヨーンとしたオーラが出てきた。



「来たか…」
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