黒猫は闇夜を生きる
SIDE蘭



こいつらは、何をやってんだか…



「あっ、来たぜ!」



流石、鼻がいいね



そうして、暗闇からある男が出て来た。



「三人とも久しぶり★」



うん、いつも通り黒いね



『そうね、でもあんたが直々にお出ましとはね…連』



「そうだね★蘭ちゃん、僕は諦めてないからね★」



はっ、笑える



『諦めるのはいつかな?』



「君を手に入れるまで★」



『私があんたを遠いところで鎖に繋ぐから心配ないね』
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