† of Thousand~千の定義
エネルギーの衝突に刹那、爆風が起こる。
「く、ぅ……!」
経験したことのない爆発に、踏ん張りを利かせる。
炎はなんとか防ぐことができたが、すさまじい熱量に圧倒され、一トンの水も蒸発してしまった。
なんたる火炎だ……
視界が、白い靄に包み覆われる。
(しまった、目標を見失う……!)
キマイラはあくまでも、動物型の悪魔だ。
人間よりもよほど、鼻が利くのは間違いない。
仮にそうでなくても、魔族なのだ。人間ひとりの気配を手繰るこなど、造作もないに違いない。
ばしゃん、
と背後で音がした。
とっさに振り向き、剣を振るう。
しかしビニールの白刃は靄を切り払っただけで、手応えはない。
「こちらだ」
「!?」
そして舌打ちをする間もなく、左から獣が躍り出てきた。
剣は左手に持っている。左へ薙ぐには、体を九十度回転させなければならない。
そこまでの行動を、キマイラは許してくれない。
「く、ぅ……!」
経験したことのない爆発に、踏ん張りを利かせる。
炎はなんとか防ぐことができたが、すさまじい熱量に圧倒され、一トンの水も蒸発してしまった。
なんたる火炎だ……
視界が、白い靄に包み覆われる。
(しまった、目標を見失う……!)
キマイラはあくまでも、動物型の悪魔だ。
人間よりもよほど、鼻が利くのは間違いない。
仮にそうでなくても、魔族なのだ。人間ひとりの気配を手繰るこなど、造作もないに違いない。
ばしゃん、
と背後で音がした。
とっさに振り向き、剣を振るう。
しかしビニールの白刃は靄を切り払っただけで、手応えはない。
「こちらだ」
「!?」
そして舌打ちをする間もなく、左から獣が躍り出てきた。
剣は左手に持っている。左へ薙ぐには、体を九十度回転させなければならない。
そこまでの行動を、キマイラは許してくれない。