Jewel Memory*2つ年下



巳波から勇気をもらって、放課後。


「拓、アドレス‥教えて?」


やっと言えた。


やっと、拓のアド聞けたんだ。




家に帰ってから、拓からのメールを待った。





♪〜♪〜♪



メールっ!!



―――――

本文

笹木だけど
何か用?

―――――



やっぱり、学校と同じように冷たいな。


拓は女嫌いだから。





―――――

本文

怒ってる?

―――――



送信。



♪〜♪〜♪


また少しして流れる音楽。



―――――

本文

怒ってない

―――――



やっぱり、文章の中に冷たさを感じちゃう。



この気持ちの変化はなんだろ。


スゴく愛しくて、大好きだったはずなのに。


一気に熱が冷めた感じ。




好きって感情が、一瞬にして消えちゃった。





本当に大好きだったのに、

なんでこんなに冷めてるの?




拓のこと、もう好きじゃないのかな、あたし。



途中で拓から返信が来なくなったから、


アドを聞けたことを報告に巳波にメールを打つ。



すぐに、

『頑張ったね!』って返信が来たけど。



―――――

本文

なんかメールが冷たすぎて
好きって気持ちが
冷めちゃった……

―――――



あたしの答えは、もう決まってた。





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