あなたがいたから、幸せでした。
俺はどうしていいか分からなかった。
けど。
なぜか自分は知っておかないといけない、そう思った。
〝聞く〟という事は、時に残酷だった。
俺は、専属の医師に尋ねた。
『ねぇ、俺ってびょーきなの?』
そうやって聞くと、
俺の両親は涙した。
聞かなくていいんだぞ
と、父さんは何度も引き止めた。
そう、この時聞かなければ。
あれほど後悔した事はない。
何で聞いてしまったんだ。
その思いは、後から、後からじんわりときた。
医師の方に向きなおって、俺は聞いた。