あなたがいたから、幸せでした。

裏切り〈side優夏〉



〈side優夏〉


今日もいつもと変わらない朝

・・・だと信じていた。


イジメはもちろんヒートアップしていくばかりだけど、

学校には拓馬も亜美もいる。


だから

大丈夫

なはずだった。



「優夏、あんた最近学校によく行くようになったじゃない。

今日も行くんでしょ、学校。」


お母さん!?

な、に・・・?

お母さんは何を企んでいるの?


「う、ん・・・そうだけど。」


「帰ったら、優夏と、雅と、お母さんと、お父さんの4人で話し合おうと思うの。

だから、今日はできるだけ早く帰ってきなさい。」


・・・!!?


みんなで!?

しかも、お父さん?

何で?




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