あなたがいたから、幸せでした。
・・・白い花が。
きっとあなたの〝それ〟は、
病気だから。
とてつもなく重たい、病気だから。
なぜかそう考えた私は、
必死になっていた。
『ねぇ、この白い花で願いを叶えて!
これがあれば、
きっとどんな病気でも治るから。』
彼はああ、といって白い花を摘みに行った。
『これか・・・?』
そう言った彼が持った花を見て、
もう大丈夫だと安心する私がいた。
『その花に願えばいいの。
病気を治してください、って。』
すると彼は、
目をしっかり閉じて願った。