そっと、ぎゅっと
いつのまにか駅について、でも私だけ使う電車が違くてそのまま友達の家まで連れていかれた。

その日の夜中、目を覚ますと見覚えのない部屋、布団。

「ん?」
「あ、目覚めた?」
「美紀?」
「ここ、私の家。睦月先輩がここまでおぶってきてくれたんだよ」
「えぇっ!?」
(あちゃー、やらかした)
「とりあえず今日は寝ようや」
「うん」

初めての飲み会で潰れておぶられて... 最悪だ。
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