幼なじみ〜君の背中を追いかけて

6 真実


6.
『真実』



「おっはよー」

「有里どうしたの?
 朝からそのテンションきっつー」
「なんかいいことあったんでしょ?」
「ききたい?」

「「うんうん」」

二人の声がハモリ
面白かって私は笑ってしまった


体育準備室での話を詳しく話した



「これはやりかけたね」
「そうですね麻紀さん」

「ん?やりかけってなに?」

「有里はしらなくていいの」
「そうそう有里ちゃまにはおはやいよ(笑)」


そう言って教えてくれなかった



それから一週間と経ち
変わったことは特になく

あえて変わったというのなら

樹が学校に来なくなったことくらいだ


それからまた月日も立ち
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