期間限定


電車の中である程度化粧を直して私は準備した。当の友希奈はささっと化粧を直してずっとケータイとにらめっこしていた。

《次は立川~立川~》

電車のアナウンスがなった。
パッと横を見ると友希奈は安らかな顔をして眠っていた。
はぁ、と小さくため息を漏らして私は友希奈を起こす。
だけどちょっと揺すっただけじゃ起きないから強く揺する。

「友希奈!友希奈!」

やっと目を覚ました。

「おはよう、美桜」

「やっと起きた。ほら!降りるよ」

私が起こすタイミングが完璧だったのか丁度立川についた。

< 6 / 10 >

この作品をシェア

pagetop