Tag~命懸けのタタカイ~
ご飯を食べ終えた私は自分の部屋に戻った。

今現在で何人の死者が出ているかは分からないけど、とりあえず窓の外を見る。

『此方には居ない』

『そっか』

カップルらしき男女がまだ明るいのにも関わらず、人が通っていない道を歩いていた。

『じゃ、行こっか』

そう言って彼氏が言い、彼女に振り向いた瞬間、手に持っていた凶器で頭を殴った。

『な…んで…』

彼女がそう問い掛けたら彼氏は悲しそうな顔をして言った。

『ごめんな…、でも、命令だから…』

それから優しく彼女の頭を撫でた。
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